かばんのお手入れ方法MAINTENANCE

正しいかばんのお手入れ方法を、明治35年創業のかばん専門店、明石屋が伝授いたします。
素材に合った正しいお手入れによって、かばんは長持ちします。特に革の製品は使い込むほどに風合いが増し、愛着もわくものです。
お気に入りのかばんを長く使っていただくために、正しいお手入れ方法をご案内します。

汚れのクリーニングの仕方(革製)

基本的には市販のクリーナーで落とします。例外として、ヌメ革はシミになるのでサドルソープで洗います。
エナメルはツヤが消える恐れがあるので専用クリームか薄めた中性洗剤で拭き、乾拭きします。
スウェード等の起毛素材はブラッシングや専用消しゴムなどでとります。このように革の種類によってお手入れ方法が異なりますので、ご注意ください。

汚れのクリーニングの仕方(布製)

ナイロン・合皮は薄めた中性洗剤で落とします。
綿や麻などは消しゴムで落とします。
丸洗いは型崩れしますのでおやめ下さい。

保管の仕方

乾燥剤を入れた布袋に入れて保管します。ビニール袋だと通気性がないのでおやめ下さい。
また乾燥剤がない場合は新聞紙を詰め込んで通気性の良いところに保管して下さい。
そして乾燥しすぎもよくないので時々袋から出して風に当ててください。
間違っても雨に濡れたままのカバンを保管しないようにして下さい。

濡れてしまったときの対処法

革のバッグの最大の敵は雨です。まずは雨に濡らさないようにするのが大事です。ですので素材にあった専用の防水スプレーをかけておくのも重要です。
それでも濡れた場合はすぐに乾いた布で叩くように拭きます。そして陰干ししてしっかり乾燥させます。
しかし革はいったん濡れると、カビやシミやシワが出てしまします。とにかく濡らさないように心掛けてください。

メンテナンスの仕方

基本的にはミンクオイルで革に栄養を与えます。専用の防水スプレーもふっておくとよいでしょう。ただしエナメルや爬虫類系には防水スプレーは使用できません。
また例外としてヌメ革はミンクオイルだと油分が強すぎるのでデリケートクリームを使用します。エナメルにもミンクオイルはよくありません。専用のクリームをお使い下さい。
起毛素材はクリームが使えないので保革スプレーを使用します。
その他、ネジの締まり具合やカバンの形状を整えておくことも大事です。

かばんのお手入れ用品も販売しています

明石屋では、お手入れグッズもいろいろと取り揃えています。プロが選んだお手入れ用品をどうぞ。
ご来店いただければ使い方など詳しく説明いたします。

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かばんの病院

明石屋は明治35年に馬具店として創業しました。馬のマークはそのためです。
※「カバンの病院」は明石屋の登録商標です。

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